よい子の童話シリーズ
第一話
むかしむかし
あるところに
わるたろう という
とても わるい
おとこのこが おりました。
わるたろうは それは それは
わるいこでした。
ぬすみ たかり
ぼうりょく わるぐち
むらびとは わるたろうに
ほとほと こまりはてて おりました。
あるひ、わるたろうが
いつものように
のらいぬを ぼうっきれで しばいていると
わるたろうの かおに
ばつ の じが
うかびあがりました。
わるたろう「・・・? なんだこれは?」
そんなことは きにせず
また ぼうっきれで
のらいぬを おいかけまわす わるたろう。
すると こんどは
せなかに わるいこ のもじ。
わるたろう「ふーん、ふしぎなことも あるものだ。」
わるたろうのからだには、
まいにちまいにち、
のろいのように
もじが ふえつづけていきました。
おかあさん「まぁっ!!! わるたろう! どうしたの!!」
わるたろう「え?」
とうとう まっくろになってしまった わるたろうは
そのまま ゆっくりと
みずにたらした すみのように
とけて
いなくなってしまいました。
第一話
むかしむかし
あるところに
わるたろう という
とても わるい
おとこのこが おりました。
わるたろうは それは それは
わるいこでした。
ぬすみ たかり
ぼうりょく わるぐち
むらびとは わるたろうに
ほとほと こまりはてて おりました。
あるひ、わるたろうが
いつものように
のらいぬを ぼうっきれで しばいていると
わるたろうの かおに
ばつ の じが
うかびあがりました。
わるたろう「・・・? なんだこれは?」
そんなことは きにせず
また ぼうっきれで
のらいぬを おいかけまわす わるたろう。
すると こんどは
せなかに わるいこ のもじ。
わるたろう「ふーん、ふしぎなことも あるものだ。」
わるたろうのからだには、
まいにちまいにち、
のろいのように
もじが ふえつづけていきました。
おかあさん「まぁっ!!! わるたろう! どうしたの!!」
わるたろう「え?」
とうとう まっくろになってしまった わるたろうは
そのまま ゆっくりと
みずにたらした すみのように
とけて
いなくなってしまいました。